読み聞かせボランティアステップアップ講座を開催しました。
9月20日(土)・28日(日)・10月2日(木)に外部から講師をお招きし、全3回の読み聞かせボランティアステップアップ講座を開催しました。
和光市内でボランティア活動をしていて、基礎講座を受けたことがある方を対象に実施した講座ですが、全13名が参加しました。
【1日目】
「なぜ読み聞かせが必要なのか」「こどもたちに届ける本はどんなものが良いのか」などをテーマに、読み聞かせで大切なことを学びました。「こどもと本をよりよく結びつける」という言葉には、深くうなずいていました。
また講師によるおすすめの絵本の読み聞かせ実演や、特殊な絵本の一工夫した読み方の紹介、参加者より事前質問のあった「おすすめの詩」の紹介もありました。
最後に実践として参加者も絵本を読むことが決まり、次回までに絵本を選んで練習することになりました。
【2日目】
講師による絵本の解説と、おすすめの絵本の読み聞かせ実演から始まり、その後、5名の方が前へ出て、練習してきた絵本を読み聞かせしました。緊張しながらも、丁寧に、大きな声でしっかりと読み聞かせをしてくださいました。読み終えたあとに、講師から読み聞かせの仕方のアドバイスや、読んだ絵本に関する解説などを伺いました。
その後、「ねむりひめ(グリム兄弟∥原作 フェリクス ホフマン∥え せた ていじ∥やく)」を題材にして、1冊の絵本をじっくり見て、絵本の良さを勉強しました。まず「ねむりひめ」の読み聞かせをじっくり聞き、それから1ページ1ページめくりながら、絵の良さや解説を聞き、絵本をすみずみまで眺めました。
【3日目】
2日目に読み聞かせを行わなかった残りの参加者全員の実演から始まりました。2日目と同様、講師によるアドバイスや、絵本の解説などを伺いました。
また、読み聞かせの絵本に困った時のおすすめの本や、選ぶ時のおすすめポイントについて学びました。
最後に講師による「からすたろう」の読み聞かせを聞き、参加者は満足した様子で講座が終わりました。
参加者からは、次のような感想をいただきました。
「他の方の読み聞かせが聞けて、参考になりました」
「とても幅広く読み聞かせの楽しさを感じました。本の選び方の大切さも考えさせられました」
「知らなかったたくさんの絵本に出会えた。貴重な時間になりました」
「久しぶりに原点に立ち戻れて、先生のお話がとても参考になりました」
終了後は、講師紹介のおすすめ絵本を手に取ってみる方や、講師へ質問をしに集まったりする方など講座終了後もみなさん意欲的に活動していらっしゃいました。
長年ボランティアをされている方が、にぎやかでやる気の満ちた雰囲気の中、読み聞かせについて熱心に学ぶとてもよい講座となりました。