分館【りんごの棚×障害者サービス】連続展示企画:第2回『やさしく読みやすい本「LLブック」』が始まりました
第2回『やさしく読みやすい本「LLブック」』
和光市図書館下新倉分館では、【りんごの棚×障害者サービス】の連続展示企画として、2024年9月から2025年3月までの7か月間、月ごとにテーマを決めて、連続展示「すべての人に読書の楽しみを!」を行っています。
第2回目のテーマ
やさしく読みやすい本「LLブック」
9月は「知的障害者福祉月間」、「認知症月間」、10月は「ディスレクシア月間」となっています。それに合わせて、和光市図書館下新倉分館では「LLブック」の展示を行います。
和光市図書館下新倉分館は、「ディスレクシア月間2024 ALL JAPAN」に参加しています。
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やさしく読みやすい本「LLブック」のことが
わかるパネルを展示しています -
りんごの棚の展示では、実際に「LLブック」を
手に取ることができます
貸出もできます
★ポスター:すべての人に読書の楽しみを!10月展示用ポスター.pdf(PDF:458.9KB)
展示期間
2024年9月27日(金曜日)から2024年10月23日(水曜日)まで
展示内容
「LLブック」とは、誰もが読書を楽しめるように工夫して作られた「やさしく読みやすい本」のことです。「LL」とは、スウェーデン語の「LättLäst」(英語にするとeasy to read)を意味します。
今回は、LLブックを制作・出版されている「社会福祉法人埼玉福祉会」様が作成した、「LLブック」をわかりやすく説明したパネルを下新倉分館の【エレベーター前】で行います。
そして【りんごの棚】の展示コーナーでは、下新倉分館所蔵の「LLブック」を集めて展示いたします。パネルを見たあとは、ぜひ実際に「LLブック」を手に取ってご覧ください。
LLブックを必要としている方
- 知的障害等があり、本の内容を理解することが難しい方
- 識字障害(ディスレクシア等)があり、文字を読むことが難しい方
- 日本語が得意ではない方
- 認知症のある高齢者
和光市図書館では、すべての方に読書を楽しんでいただきたいと思っています。
お近くに「LLブック」を必要としている方がいらっしゃいましたら、ぜひ図書館で借りられることをお伝えいただけますよう、ご協力をお願いいたします。
LLブックの特徴
- 仮定や抽象的、比喩的表現等は避け、直接的でわかりやすい文章で書かれています。
- 難しい漢字や長い文章は使われず、漢字にはふりがなが振ってあります。
- 大きめの写真やイラストを使い、直感的・視覚的にも分かりやすい表現になっています。
- 絵文字(ピクトグラム)等も表記されており、書いてある内容の理解を助けてくれます。
- LLブックは子ども向けの絵本ではなく、中学生以上の年齢の人たちを対象としています。
- 内容は、仕事や生活、趣味など様々です。
▶りんごの棚
【りんごの棚】とは、特別なニーズを持つ子どもたちが、読書を楽しむための本や、子どもたちを支援する大人たち向けの本を集めたコーナーです。点字の本や触って楽しむ絵本、点字つきさわる絵本、LLブック、DAISY図書などがあり、一部の資料を除き、どなたでもご利用いただけます。
次回の展示では、『布の絵本』を取り上げる予定です。