7月6日（木）と12日（水）の2日間、講師に国岡晶子さんをお迎えし、読み聞かせの基礎と実践を行いました。講座には、読み聞かせボランティアに興味のある方、市内または図書館で活動予定の方、現在活動中の方などが、計35名参加してくださいました。

【1日目】

　入門編と題して「なぜ私たちは子どもたちに読み聞かせするのか」をじっくり学びました。参加者は、一つひとつ読み聞かせの意義を知り、子どもたちに良い絵本を出会わせるための読み聞かせとは、どのようなものかを知ることが出来ました。また、2日目に向けて課題の絵本を各自で持ち帰り、一週間練習をしました。

【2日目】　

　実践編として、読み聞かせの技術を学び、実践しました。まずは６つのグループに分かれ、それぞれの課題の絵本を互いに読み聞かせあいました。絵本の良さを評価したり、読み聞かせを見た感想を伝えあったりと、活発な雰囲気で行っていました。最後に、講師に指名された代表者が、各グループから１名出て、全員の前で読み聞かせの実践をしました。緊張しながらも、みなさんとても丁寧に読んでくださり、絵本の良さが伝わる良い読み聞かせでした。講師からも、ひとりひとり講評をいただき、今後の練習に生かすためのアドバイスを受けました。

---

　参加者からは、次のような感想をいただきました。

「"生きる力の根っこ"という言葉が響きました。"相手は子どもなんですよ"
は全てにあてはまるメッセージでした」
「学びがとても多く、絵本の読み聞かせボランティアを始めることに、頑張れそうな気がしました」
「今まで、漠然と自己流に心をこめて読めばよいと思っていた読み聞かせでしたが、間違っていた面が多々あり、本当に勉強になりました」
「講師の先生のお話がとてもすばらしかったです。すべて心にストンと落ち、しみ込んできました。一生の糧になります。ありがとうございました」
「練習あるのみという先生のお言葉を胸に、今後は幼児向けの読み聞かせにもチャレンジしたいと思います」
「読み聞かせをはじめて１年たち、基本的な事も分からないままのスタートだったので今回、講座を受講してとても良かったです」

　終了後は、図書館や学校の読み聞かせボラティアの参加希望を、沢山の方が出してくださいました。また、講師へ質問をしに集まったり、小学生向けの読み聞かせの自主勉協会の呼びかけなど、講座終了後もみなさん意欲的に活動していらっしゃいました。
　全体を通して、にぎやかで活発な雰囲気のあるとてもよい講座となりました。講座で講師がおすすめした本は、キッズルーム前の通路に展示しております。ぜひ、読み聞かせにご活用ください。

---

　和光市図書館では、今後も様々な講座の開催を予定しております。ご興味のある方は、ぜひ次回の講座にご参加ください。